けんたろうの勉強になりました。

日々成長し、人生を学んでゆきます。

友達の演劇を観にいったら格安スマホの恐ろしさを思い知らされた話

 僕の専門学校のK君が友人が演劇をやっており、見にこないかと誘われたので、チケットを予約させてもらい、観に行くことにした。

 本番当日、受付を済ませ座席に座り待つこと数10分。暗転し、パンクロック調の曲が流れ、「はいどーも!」と異性のいい声とともにK君が登場する。どうやら本編は始まっておらずK君は前説として登場したようだ。

 携帯電話の電源を切ることや録画、撮影禁止等の諸注意をすませた後、客の表情が硬いことに気づいたK君は「今日のお客様の中で我こそは一番遠いいところから来たよって方は手をあげてください」と観客参加型のパフォーマンスで会場をほぐしにかかる。他にも「初めて来たよって方と何回か来たことあるよって方は手をあげてください。ってこれじゃあみんな上がっちゃうか!」のひと笑や「それでは拍手の練習をしましょう、みんなで拍手を合わせてください」と拍手の練習や、「では僕が劇団◯◯というのでお客さんはスタートと大きな声で言ってください。」と声だしの練習にかかる。なるほど彼はかなり前説慣れをしているようだ。

 「それでは僕からの連絡は異常になります。では前節の方を呼びしますね。って俺は誰やねん!」と締めの言葉まで一切の隙もない繋ぎをK君はみせ、本編が始まるのであった。 つづく