けんたろうの勉強になりました。

日々成長し、人生を学んでゆきます。

先生の送別会に出席したら、風俗街のビルに連れて行かれた話。

 「今度、先生の送別会があるので出席しませんか?」ラインを通して、同じ鍼灸学科のクラスメイトに誘われる。会費は3500円。僕らは1年生のため、未成年の多い集まりで、少し高いなと思いつつも了承し、待ち合わせ場所のすすきの駅へ。

 

 待ち合わせ場所から会場に歩いて向かう途中、さすがは日本有数の歓楽街、すすきのなだけあって、なんだかどんどん怪しげな街並みに。「ここだ」とスマホの地図を片手に幹事が示したビルはそんな歓楽街のど真ん中のビル。ビルの中の店の名前も「さわっていいとも」「コスプレクリニック」「すすきの夫人」ともう完全に言い逃れできない店名が並ぶ。10代のクラスメイト達はその店名にキャッキャしながらも目的のフロアへエレベーターを運ばせる。到着し、いざ店内へ・・・が入店するはずが、ドアがあかないのだ。幹事がドアの前で声を出し、店の人を呼ぶとドアが開く。 なんでもこの店は店の中からは開けることができるが、外から開けることはできないそうだ。怖い!怖すぎる!!大きすぎるくらいの不安を抱えたまま、僕は店内へ入ってゆくのだった。(次回へ続く)