けんたろうの勉強になりました。

日々成長し、人生を学んでゆきます。

チャンネルを変更しても父は凝視していた。

 録画したアニメが見たくて、自室からリビングへと降りた日曜、父、母のリビングではリアルタイムで放送しているトーク番組が流れていた。 録画したアニメが見たい趣旨を母に伝えると、ひと段落ついたら変えてもいいとのこと。アニメをみようと自室からリビングまできたので、なんだから肩透かしを食らったような気になる。またゴールデンタイム特有の当たり障りのない、薄いめの内容も僕のイライラに拍車をかける。「早く、アニメを見せろよ。こんなの見たって人生でなんの役にも立たないだろう」と頭の中でふつふつと考えていると、ようやく母にチャンネルを変えてもいいと言われ、ハードディスクレコーダーを起動する。ようやく一週間楽しみにしていたアニメが始まる。真っ直ぐな主人公。キャピキャピと可愛らしい女子キャラ。主人公に好きだと真っ直ぐな思いを伝える女子キャラ。主人公の挙動一つで頬を赤く染める女子キャラ。主人公が他の女子キャラと仲良くするとヤキモチをやく女子キャラ。主人公を好きなライバルは多いけど、ライバル同士一緒にいてもそこまでギスギスしない女子キャラたち。やたらモテる主人公。果たしてこのアニメは今後僕の人生で役に立つことはあるのだろうか。

また僕がアニメを流してる中、父もしっかりと凝視していたので、今度感想を聞いて見たい。

友達の演劇を観にいったら格安スマホの恐ろしさを思い知らされた話 その2

 K君の20分間に及ぶ前説も終わり、本編が幕を開ける。今回の演劇は現代のロミオとジュリエットをテーマにしており、好きなのにすれ違い続ける2人、届かぬ思いを現代に置き換えることで、よりリアリティーが加わりシナリオにも厚みが出ていたと思う。 しかし現実は時に残酷なものでメッセージやテーマが観客に伝わらないことがあるものもまた事実。なのでロミオとジュリエットをモチーフにしているのをわかりやすく伝えるため、主人公2人の名はロミ男とジュリ美という名前にしていた。わかりやすくなった分、世界観が薄れたような気もするが、そこは取捨選択なのだろう。ちなみにロミ男役はK君。K君大活躍である。

 ここから先は本編に触れるため、ネタバレが嫌な人は読むを控えていただきたい

 

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「人と人が繋が強い、現代社会。でもそれって心は通じ合ってるのだろうか」というロミ男の一人語りで舞台は幕を開ける。現代社会のつながりをテーマにしているだけあってそのあとの展開も2人はすれ違い続ける。ロミ男が送ったラインがいつまでも既読にならず、ジュリ美の心はもう自分にないのだと判断を早まるロミ男。ただの操作ミスなのにロミ男からsnsのフォローを外されていることに気づき激昂するジュリ美。二人はすれ違い続け物語はクライマックスを迎える。

 ジュリ美に思いを伝えようとスマホを手に取るロミ男。しかし彼のスマホは速度制限がかかっており、又しても思いが伝えられない。隣にいた彼の友人はフリーWi-Fiを今すぐ探せという、しかしロミ男は言う「フリーWi-Fiは名前ほどフリーじゃねえんだよ!!」と。そのセリフを言った瞬間、感じる。僕の腕に鳥肌が立っていることを。作中で速度制限の原因は格安スマホ会社と契約したことが発覚し、さらにロミ男は演劇ならではの一人語りを始める「俺は契約から何まで全部1人でこなしてきた。simを取り替えるのだって、回線を新しくするダウンロードだって、格安スマホ会社よ、まだ俺を苦しめるのか!!」とロミ男が叫んだ瞬間、僕の隣に座っていた女子高生は号泣していた。きっと似たような経験があったのだろう。もう格安スマホはこりごりだ。心身共にボロボロになったロミ男。しかしロミ男は知らない、上手と下手両サイドから、docomoのジャンバーを来たお姉さんがロミ男をじっと観ていることを。そこで物語は幕を閉じる。

 演劇を見終えた後、頭がぼーっとした状態で帰路に着く。感動、笑い、恐怖、世の中の創作物にはありとあらゆる感情がつきまとう。しかし今回みた演劇はどのジャンルにも分けられない「よくわからないけど、なんかすごいものを観た」と言ったところだろうか。ブログを書いて言葉で伝えるのが本当に難しかった。読んでる皆様に届かぬ僕の思い。演劇を観た人が感想を伝える難しさを痛感するまでが今日の演劇なのかもしれない。 また観に行こうと思う。

 

 

 

 

 

友達の演劇を観にいったら格安スマホの恐ろしさを思い知らされた話

 僕の専門学校のK君が友人が演劇をやっており、見にこないかと誘われたので、チケットを予約させてもらい、観に行くことにした。

 本番当日、受付を済ませ座席に座り待つこと数10分。暗転し、パンクロック調の曲が流れ、「はいどーも!」と異性のいい声とともにK君が登場する。どうやら本編は始まっておらずK君は前説として登場したようだ。

 携帯電話の電源を切ることや録画、撮影禁止等の諸注意をすませた後、客の表情が硬いことに気づいたK君は「今日のお客様の中で我こそは一番遠いいところから来たよって方は手をあげてください」と観客参加型のパフォーマンスで会場をほぐしにかかる。他にも「初めて来たよって方と何回か来たことあるよって方は手をあげてください。ってこれじゃあみんな上がっちゃうか!」のひと笑や「それでは拍手の練習をしましょう、みんなで拍手を合わせてください」と拍手の練習や、「では僕が劇団◯◯というのでお客さんはスタートと大きな声で言ってください。」と声だしの練習にかかる。なるほど彼はかなり前説慣れをしているようだ。

 「それでは僕からの連絡は異常になります。では前節の方を呼びしますね。って俺は誰やねん!」と締めの言葉まで一切の隙もない繋ぎをK君はみせ、本編が始まるのであった。 つづく

ブログを始めたら体調が悪くなった話

昨日、ブログを開設したが、その次の日の朝、とにかく目覚めが悪い。

それだけでない、頭痛、腹痛、吐き気と何やら体調が優れないのだ。

ブログだ。完全にブログに違いない。乗り物酔は経験したことがあるがブログ酔いを起こしたのは生まれて初めて。またひとつ、新たな世界を見ることができた。

ではなぜここまで体調を崩してしまったのか、それは思うに自分をさらけ出すと行った慣れない経験をしたストレスできたのではないだろうか。もちろんこれを読んでる方も0人に等しいのだが、それでもネットの世界に発信しいるという意識が無意識のうち働いたのである。自分自身の心を鍛えるいい機会かもしれない。

 さらにこういったネットに投稿するという経験が皆無なので、何か間違った文章を投稿すると、自信の人生がひっくり返るほどひどい目に会うのではないかと、投稿後はビクビクした時間を過ごした。だがそんなことあるはずもなく今日も平穏な日常を過ごせたことはいうまでもない。